18日、2025年バイオものづくり大会の様子。(重慶=新華社配信)
【新華社重慶12月26日】中国のバイオものづくり産業はここ数年、規模が拡大しつつあり、総規模は1兆1千億元(1元=約22円)に達し、バイオ発酵製品の生産量が世界の70%以上を占めた。重慶市でこのほど開催された2025年バイオものづくり大会で明らかになった。
バイオものづくりは今後の物質生産の重要な形であり、国際社会において、第4次産業革命の主な「原動力」の一つになるとの見方が一般的だ。中国工業情報化部直属の研究機関、中国電子情報産業発展研究院(賽迪研究院、CCID)消費財工業研究所の報告書によると、「第14次5カ年規画(2021~25年)」期間中、中国のバイオベース素材・化学品、食品・添加物などの分野は成長を続け、一部商品(コモディティー)の生産量は世界トップとなった。ハイスループットDNAシークエンサーや高精度DNAアセンブラーなどの独自開発で飛躍的な進展を遂げ、産業科学技術イノベーションで際立った成果を収めた。