
大連税関が押収したメタンフェタミン成分を含む「ダイエット薬」。(大連=新華社配信)
【新華社大連12月24日】中国遼寧省大連市の周水子空港税関はこのほど、入境旅客の検査で、旅客が違法に持ち込もうとしたメタンフェタミン成分を含む「ダイエット薬」5587錠を押収した。
税関職員が海外からの到着便に対する入境検査を行っていた際、旅客1人のスーツケースから、透明なポリ袋で簡易包装した大量の錠剤を発見した。これらの薬品には製造元、製造日、製造許可証などの表示がなく、職員が現場で簡易検査を行った結果、メタンフェタミン(覚醒剤)の陽性反応を示した。
メタンフェタミンは中国で「氷毒」と呼ばれ、第一類精神薬品に指定され、厳しく規制されている。旅客の供述によると、薬品は海外で自ら購入したもので、ダイエット効果があると認識していたという。すでに税関の密輸取締部門に移管され、処理が進められている。