郴州市永興県板梁古村のそばを通過する高速鉄道の列車。(11月25日、ドローンから、長沙=新華社記者/趙仲志)
【新華社郴州12月23日】中国湖南省南部の郴州(ちんしゅう)地区は、古くから南北の交通と文化交流の要所であり、今も多くの古村落が残る。中でも中国伝統村落リストに相次いで登録された94の村落には、状態の良い古建築群が保存されている。
郴州市汝城(じょじょう)県には精美な古祠堂(しどう)が多くあり、全国重点文物保護単位(国宝・重要文化財)にも指定されている。汝城県からさほど離れていない永興県の板梁古村は、古建築群の保存状態の良さと、特徴的な建物の装飾から「湘南第一村」(湖南省南部で随一の村)と呼ばれている。
郴州市永興県板梁古村の建物。(11月26日、ドローンから、長沙=新華社記者/趙仲志)
郴州市は2017年に「古民居保護弁法」を制定し、衰退していた古村落文化を再興。竜舞の一種「香火竜」や木彫、陶磁器の表面に彫刻を施す「彩色堆塑(たいそ)」などの伝統技法を無形文化遺産に登録した。ここ数年は、建築や人と文化、自然景観などを生かしてレストランや民宿、農家楽(アグリツーリズム)を営む住民も見られるようになり、観光業を通じて豊かになっている。
郴州市永興県板梁古村のそばを通過する高速鉄道の列車。(11月26日、ドローンから、長沙=新華社記者/趙仲志)
郴州市永興県板梁古村の水辺で洗濯する住民。(11月26日撮影、長沙=新華社記者/趙仲志)
郴州市永興県板梁古村の建物。(11月25日、ドローンから、長沙=新華社記者/趙仲志)
郴州市汝城県金山村にある全国重点文物保護単位「葉氏家廟(敦本堂)」で、木彫りをする祖父の傅徳雄(ふ・とくゆう)さん(80、右)と孫の傅航(ふ・こう)さん(35)。2人は省級無形文化遺産「木彫技術」の代表的伝承者に認定されている。(11月24日撮影、長沙=新華社記者/劉蓮芬)
郴州市汝城県金山村にある全国重点文物保護単位「葉氏家廟(敦本堂)」で、木彫りをする祖父の傅徳雄(ふ・とくゆう)さん(80、右)と孫の傅航(ふ・こう)さん(35)。2人は省級無形文化遺産「木彫技術」の代表的伝承者に認定されている。(11月24日撮影、長沙=新華社記者/趙仲志)
制作中の木彫。「汝城木彫」は湖南省の省級無形文化遺産で、伝統的な宗祠造営技術の重要な一部となっている。(11月24日撮影、長沙=新華社記者/趙仲志)
郴州市汝城県金山村の古祠堂。(11月24日、ドローンから、長沙=新華社記者/趙仲志)
郴州市汝城県金山村の葉氏家廟(敦本堂)で、朝の体操をする人。(11月24日撮影、長沙=新華社記者/劉蓮芬)
郴州市汝城県金山村にある全国重点文物保護単位「盧氏家廟(叙倫堂)」の前で遊ぶ親子。(11月24日撮影、長沙=新華社記者/劉蓮芬)
郴州市汝城県金山村の畑で、ショウガの一種「小黄姜(しょうおうきょう)」を収穫する農家の人。(11月24日、ドローンから、長沙=新華社記者/趙仲志)
郴州市汝城県北水村で「香火竜」を作る住民。(長沙=新華社配信/蒋才成)
郴州市汝城県で「香火竜」を披露する住民。(長沙=新華社配信/周秀魚春)
郴州市永興県板梁古村を散策する人。(11月26日、ドローンから、長沙=新華社記者/趙仲志)
郴州市永興県板梁古村を散策する人。(11月26日、ドローンから、長沙=新華社記者/趙仲志)
郴州市汝城県金山村で、アヒルを放し飼いにする住民。(11月24日撮影、長沙=新華社記者/劉蓮芬)