
中国商務部。(北京=新華社記者/李賀)
【新華社北京12月22日】中国商務部は22日、欧州連合(EU)原産の輸入乳製品に対する反補助金調査の暫定裁定を発表した。23日から関税保証金による暫定的な反補助金措置を実施する。
同部の報道官は次のように述べた。商務部は2024年8月21日、中国乳業協会と中国乳製品工業協会の申し出に応じ、EU産輸入乳製品に対する反補助金調査を開始した。調査は一貫して公平、公正、公開、透明の原則を堅持し、中国の法律・法規と世界貿易機関(WTO)の関連規則を厳守し、利害関係者の権利を十分に保障した。これまでの証拠から、EU産輸入乳製品は補助金を受けており、中国の関連国内産業に実質的な損害を与え、補助金と実質的な損害の間に因果関係があることが明らかになった。
商務部は反補助金条例の関係規定に基づき、22日に暫定裁定を発表し、EU企業の従価補助金率を21・9%~42・7%と判定して暫定的な反補助金措置の実施を決定した。