
中国外交部。(北京=新華社記者/李賀)
【新華社北京12月22日】中国外交部の林剣(りん・けん)報道官は22日の記者会見で、日本の首相官邸の高官が「核を持つべきだ」と公然と主張したことに中国は驚愕していると表明した。
林報道官は次のように述べた。この発言は戦後の国際秩序と国際的な核不拡散体制に対する公然たる挑戦、地域と世界の平和と安定に対する重大な脅威、日本が掲げてきた平和的発展路線からの完全な逸脱である。個人の発言と言い逃れをしたり、ごまかすことは決してできず、国際社会は高度な警戒を払い、断固として反対しなければならない。
関連発言は日本側が履行すべき国際法上の義務に著しく反し、世界とアジア太平洋地域の平和と安定を深く損なうもので、日本の右翼勢力による「再軍事化」の野心は完全に露見した。今回の事態は、日本の高市早苗首相が11月7日に行った台湾に関する誤った危険な発言が決して偶発的なものではないことを改めて示した。
日本国内の右翼勢力による強力な攻撃的兵器の開発、さらには核兵器の保有を放置すれば、国際社会に再び災禍をもたらすことになる。