
広西チワン族自治区欽州鉄道のコンテナセンター駅でコンテナを積み込む列車。(ドローンから、欽州=新華社記者/張愛林)
【新華社北京12月20日】中国国有鉄道会社の中国国家鉄路集団は19日、1~11月の鉄道貨物輸送量が前年同期比2・7%増の37億2700万トンだったと発表した。貨物積載車両数は1日当たり3・7%増の18万7千両となり、社会全体の物流コストを引き下げ、国民経済の安定運営を力強く支えた。
越境貨物輸送は安定的でスムーズだった。1~11月の中国と欧州を結ぶ国際貨物列車「中欧班列」、中国と中央アジアを結ぶ「中亜班列」の運行本数は9・0%増の3万1200本で過去最高を更新した。雲南省昆明市とラオスの首都ビエンチャンを結ぶ「中老鉄道」の越境貨物輸送量は15・0%増の498万トンに上った。中国西部から広西チワン族自治区の北部湾などを経由して世界各地につながる国際物流ルート「西部陸海新ルート」の鉄道輸送を担う定期貨物列車の輸送量は131万TEU(20フィートコンテナ換算)と55・0%増加した。