
中国外交部の郭嘉昆報道官。(北京=新華社配信)
【新華社北京12月19日】中国外交部の郭嘉昆(かく・かこん)報道官は19日の記者会見で、日本の高官が「日本は核を持つべきだ」と語ったとの報道に関し、日本の右翼保守勢力の野心を示すものだとし、日本は核保有問題で国際正義の越えてはならない一線を試すのをやめるべきだと批判した。
郭氏は次のように述べた。日本はこのところ、軍事・安全保障問題をめぐって誤った言動を繰り返してきた。日本の一部勢力が今度は核兵器を保有すべきだとの言説を流したことは、軍国主義を復活させ、国際秩序の制約から逃れ、「再軍事化」を加速させようとする日本の右翼保守勢力の野心が膨張しつつあることを示している。
今年は、中国人民抗日戦争と世界反ファシズム戦争の勝利80周年に当たる。日本は歴史的罪責を深く反省し、国際法と自国の憲法を順守し、軍拡や武力強化のための口実探しをやめ、核保有問題において国際正義の越えてはならない一線を試すのをやめなければならない。