中国外交部「軍国主義との決別は日本国民の利益」

中国外交部「軍国主義との決別は日本国民の利益」

新華社 | 2025-12-19 21:13:00

中国外交部の郭嘉昆報道官。(北京=新華社配信)

 【新華社北京12月19日】中国外交部の郭嘉昆(かく・かこん)報道官は19日の記者会見で、日本の高市早苗首相による台湾をめぐる言動や政府の相次ぐ軍拡の動きに対し、日本の政治家や学者、民間団体から批判や発言撤回を求める声が出ていることについて、「軍国主義と決別して平和発展の道を歩むことは日本国民の利益となる正しい選択だ」と述べた。

 郭氏は次のように表明した。11月7日の高市首相の台湾をめぐる誤った発言と日本の最近の「再軍事化」の動きは、周辺国の警戒と反対を引き起こすとともに、日本国内でもますます多くの政治家や市民が「ノー」の声を上げている。あるベテラン議員は「歴史的に、政治家が外部の危機をあおり、世論が高ぶって制御不能となり、本当の『存亡の危機』へと発展した例は枚挙にいとまがない。その結果、人々は大きな犠牲を払わされた」と語っている。

 80年前、日本の人々は「戦争に勝てる」という空手形を受け取り、完全な失敗というあまりに重い代価を背負うことになった。歴史と現実が示すように、軍国主義の道を再び歩むことは道を誤ることであり、最終的には破滅へと通じる。軍国主義と決別し、平和発展の道を真摯(しんし)に歩むことは、日本が国際社会、特にアジアの近隣諸国の信頼と理解を得るための重要な前提であり、日本国民の根本的利益にかなう正しい選択でもある。

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