「雪休み」が氷雪経済を活性化 中国新疆ウイグル自治区

「雪休み」が氷雪経済を活性化 中国新疆ウイグル自治区

新華社 | 2025-12-18 13:17:16

 【新華社ウルムチ12月18日】中国新疆ウイグル自治区ウルムチ市の小中学校で、今年初めて「雪休み」が導入された。9日間にわたる大型連休期間中、氷と雪の「冷たい資源」が経済の「熱い資産」へと急速に転換され、市全体の氷雪観光、宿泊、飲食などの分野の活況をけん引した。

 今回の雪休み消費の主力となったのはスキー市場だった。市内の主要スキー場6カ所は、自治区内の小中学生を対象にリフト無料券を配布した。各スキー場のレッスンは全て予約で満杯となり、「一人がスキー、一家で消費」のモデルがスキー用品レンタルや飲食など周辺消費を押し上げた。一部のスキー場周辺の店舗では、売上高が平日に比べ倍増した。

 宿泊と農村観光も、消費が盛り上がった。同市ウルムチ県の民宿21軒は児童生徒限定の割引を導入し、一部の民宿では予約が極めて困難な状況になった。主要スキー場6カ所周辺のアグリツーリズム施設は、「宿泊・飲食・景勝地」が連携したワンストップサービスでスキー場からの客を呼び込んだ。特色ある食事と農村体験が家族連れの人気を集め、予約件数は約50%増加した。

 スタディーツアーも氷雪消費の新たな目玉となった。市内の景勝地「新疆古生態園」は、雪休み期間中、1日当たりの来場者数が千人を突破した。コトカケヤナギ林の見学や無形文化遺産体験、乗馬体験など多様なプログラムを提供し、多くの親子連れを引き付けた。

 雪休み終了後も、ウルムチの氷雪経済は引き続き力を発揮する。シーズン全体を通じて特色のある氷雪イベントが160余り開催され、冬季の氷雪観光消費の熱気は高まり続ける。(記者/白志強)

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