フィリピンが不法侵入 仙賓礁放水事件で中国国防部

フィリピンが不法侵入 仙賓礁放水事件で中国国防部

新華社 | 2025-12-18 15:53:30

中国国防部の公式サイトのスクリーンショット。(北京=新華社配信)

 【新華社北京12月18日】中国国防部の蔣斌(しょう・ひん)報道官は17日、フィリピン国防相は16日、交流サイト(SNS)で声明を発表し、中国の海上管理規制当局が仙賓礁付近の海域でフィリピン漁民に対して「危険で非人道的な」行動を取ったと偽り、フィリピン漁民が中国海警要員を刃物で脅した事実を否定したことについて、フィリピンは計画的かつ組織的に多数の船を集結させ、仙賓礁のラグーン(潟湖)に不法侵入したと指摘。フィリピンは自作自演の茶番を繰り返し、南中国海情勢をかく乱していると表明した。

 蔣氏は次のように述べた。中国は仙賓礁を含む南沙群島およびその付近の海域に対し、十分な歴史的、法的根拠に基づき、争う余地のない主権を有している。フィリピンは計画的かつ組織的に多数の船を集結させ、仙賓礁ラグーンに不法侵入した。また現場で中国海警局員を刃物で脅す、気炎を上げ、悪質な態度を示した。中国が領土主権と海洋権益を守るために取った必要な措置は合理的かつ合法的で、専門的かつ自制的だ。事実を前に、フィリピンの一部の者は露骨に嘘をつき、詭弁を弄し、自らの侵害行為や挑発行為を認めず、さらには中国に罪をなすりつけ、完全に事実をねじ曲げ、盗人が他人を盗人呼ばわりしている。 

 フィリピンは一時期から海上で頻繁にトラブルを起こして、自作自演の茶番を繰り返し、下心をもって中国を中傷、非難することで、南中国海情勢をかく乱し、地域の安定を損なっている。われわれはフィリピンに対し警告する。言いがかりをつけて騒ぎ立てても、違法な侵害行為の本質を変えることも、国際社会の認識をミスリードすることも、法に基づいて権利を守る中国の決意を揺るがすこともできない。中国は引き続き、あらゆる侵害行為と挑発行為に断固として対処するために、強力かつ効果的な措置を取る。

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