「封関」後の海南、より便利で魅力的に 中国経済円卓会議

「封関」後の海南、より便利で魅力的に 中国経済円卓会議

新華社 | 2025-12-17 21:51:31

海南自由貿易港の重点パークの一つ、三亜中央商務区(CBD)。(11月1日、ドローンから、海口=新華社記者/蒲暁旭)

 【新華社海口12月17日】中国共産党海南省委員会全面深化改革委員会弁公室(自由貿易港工作委員会弁公室)の王奉利(おう・ほうり)副主任は新華社が17日配信した経済討論番組「中国経済円卓会議」で、海南島全域を独立した税関管理区域とする「封関」運営が18日から始まることを受け、全島封関は海南自由貿易港の建設が「より高水準な開放」という新たな起点と段階を迎えたことの表れで、海南はより開放的かつ便利で魅力的な地域になるとの考えを示した。

中国経済円卓会議で発言する王奉利氏。(北京=新華社記者/陳曄華)

 王氏は「全島封関は海南自由貿易港建設の新たな起点になる」とし、海南は封関により、さらに広範囲で高いレベルの開放を推進する基礎条件を備えることになると説明。企業にとっては、ゼロ関税品目が大幅に拡大し、貿易管理が一段と緩和されることで輸入コストが削減され、発展の余地が広がるとともに世界の産業・サプライチェーンへの参画が一層進むとし、個人にとっても豊富な免税品が購入できるようになると指摘した。島内の住民については、関係部門が輸入商品に関する税制政策を検討しており、適切な時期にポジティブリスト管理を実施する予定であることを明らかにし、より円滑な出入境管理の実施に伴い、島内住民が国際交流・協力に参加する機会も増えると述べた。

中国経済円卓会議で意見を交わす出席者。(北京=新華社記者/陳曄華)

11日、海南省儋州(だんしゅう)市の洋浦国際コンテナターミナルで、通関地の負荷試験に参加するトラック。(海口=新華社記者/金立旺)

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