中国・重慶発の国際貨物列車、中央アジアと東南アジアへ同時発車

中国・重慶発の国際貨物列車、中央アジアと東南アジアへ同時発車

新華社 | 2025-12-17 14:05:31

15日、重慶市の魚嘴駅で発車を待つ中国-シンガポール複合一貫輸送モデルプロジェクトの国際定期貨物列車「重慶-東南アジア班列」。(ドローンから、重慶=新華社記者/唐奕)

 【新華社重慶12月17日】中国とシンガポールを結ぶ複合一貫輸送モデルプロジェクトの国際定期貨物列車「重慶-東南アジア班列」が15日、化学製品やオートバイ部品などを積み、重慶市の魚嘴駅を出発した。広西チワン族自治区欽州市までは鉄道、その先は海上輸送でシンガポールへ向かう。

 同駅では、自動車のKD(ノックダウン)生産部品を積んだ「重慶-中央アジア国際班列」も同じ時刻に発車した。こちらは西へ進み、新疆ウイグル自治区阿拉山口市を経由してカザフスタンへ向かう。

15日、重慶市の魚嘴駅で発車を待つ中国-シンガポール複合一貫輸送モデルプロジェクトの国際定期貨物列車「重慶-中央アジア国際班列」。(重慶=新華社記者/唐奕)

 2方向の国際貨物列車は、中国と欧州を結ぶ国際貨物列車「中欧班列」と、広西チワン族自治区北部湾などを経由して中国西部と世界を結ぶ「西部陸海新ルート」の二つの物流ルートが有機的に連結していることを示した。中国とシンガポールによる「一帯一路」共同建設の実践例でもあり、中国西部から東南アジア諸国連合(ASEAN)、さらにはユーラシア大陸に至る貿易回廊の構築を後押しし、国境を越えた協力と地域間の協調的発展に新たな原動力をもたらす。(記者/李暁婷)

15日、重慶市の魚嘴駅で発車を待つ中国-シンガポール複合一貫輸送モデルプロジェクトの国際定期貨物列車「重慶-東南アジア班列」。(重慶=新華社記者/唐奕)

15日、重慶市の魚嘴駅で発車を待つ中国-シンガポール複合一貫輸送モデルプロジェクトの国際定期貨物列車「重慶-中央アジア国際班列」。(ドローンから、重慶=新華社記者/唐奕)

14日、重慶市の魚嘴駅で、列車の発車準備をする作業員。(重慶=新華社配信/曹立)

15日、重慶市の魚嘴駅を出発する中国-シンガポール複合一貫輸送モデルプロジェクトの国際定期貨物列車「重慶-東南アジア班列」。(ドローンから、重慶=新華社記者/唐奕)

15日、重慶市の魚嘴駅で発車を待つ中国-シンガポール複合一貫輸送モデルプロジェクトの国際定期貨物列車「重慶-中央アジア国際班列」。(重慶=新華社記者/唐奕)

14日、重慶市の魚嘴駅で、列車の発車準備をする作業員。(重慶=新華社配信/曹立)

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