黎智英被告への有罪判決を断固支持 中国外交部駐香港公署

黎智英被告への有罪判決を断固支持 中国外交部駐香港公署

新華社 | 2025-12-16 20:14:45

 【新華社香港12月16日】中国外交部駐香港特別行政区特派員公署の報道官は15日、香港特区の裁判所が「外国勢力と結託して国家安全を害する罪」や「扇動的出版物の出版共謀罪」に問われた黎智英(れい・ちえい)被告に下した有罪判決を断固支持すると表明した。英国やオーストラリア、米国、ドイツ、欧州連合(EU)および一部の政治家に対しては、今回の判決を批判し、香港の司法を中傷したとして強烈な不満と断固とした反対を表明し、強く非難した。

 報道官は次のように述べた。香港は法治社会で、法の下では誰もが平等であり、法を凌駕する特権を持つ者はいない。黎智英は「反中乱港(中国に反対し香港を混乱させる)」事件の主要な立案者と参加者、外部反中勢力の「代理人」「手先」であり、その言動は国家の安全を著しく脅かしている。香港特区の司法機関が法に基づき職務を遂行し、法の権威を保ち、国の安全を守ることは情理的にも法的にもかなっており、いかなる批判も許されない。黎智英事件は「報道の自由」とは全く関係がない。黎智英を擁護し、政治的圧力によって司法に干渉しようとするいかなる試みも法治精神を公然と踏みにじるものである。

 一部の国や政治家は長年にわたり、人権や自由を口実に香港の法治を中傷するとともに、香港の繁栄と安定を破壊し、中国の内政に干渉しようと企んできた。自国の安全を守る法律を施行する際には「法治を守る」とする一方で、香港特区が法に基づき同様の行動を取ると「自由の抑圧」だと中傷してきた。このような典型的な二重基準は、偽善性と悪意ある意図を余すところなく露呈している。

 今回の裁判は純粋に香港特区内部のことであり、干渉は許されない。関係国や政治家の拙劣なパフォーマンスで秩序回復から繁栄へ進む香港の歴史的大勢を阻むことはできない。虚勢だけの制裁や脅しは必ず失敗する。われわれは関係国と政治家に対し、現実を認識し、瀬戸際で踏みとどまり、香港問題と中国の内政への干渉を直ちにやめるよう促す。

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