
中国国防部の蔣斌報道官。(北京=新華社配信)
【新華社北京12月16日】中国国防部の蔣斌(しょう・ひん)報道官は15日、南京大虐殺犠牲者国家公祭日(追悼日)となった13日に中国各地で追悼行事が行われたことに関し、中国人民と中国軍は歴史的悲劇の再演を決して許さず、地域各国の人民と共に軍国主義の復活を阻止し、平和を守っていくと表明した。
蔣氏は次のように述べた。今年は、中国人民抗日戦争と世界反ファシズム戦争の勝利80周年に当たり、南京大虐殺から88年を迎える年でもある。1937年12月13日、中国侵略日本軍は南京に侵入し、30万に上る中国人同胞を殺害した。人道に背く残虐な罪を犯し、人類文明史上において最も暗い1ページを残した。これらの罪行を否定することは許されず、正義を踏みにじることも許されない。日本側は、中国を含むアジア諸国の人民に対して犯した数々の罪を深く反省し、侵略の歴史をわい曲、美化するいかなる誤った行為も停止すべきである。
国家公祭日にわれわれは、犠牲となった同胞を国として追悼し、革命の烈士をしのぶとともに、歴史を銘記し、過去を忘れず、平和を大切にし、未来を開く揺るぎない立場を示した。中国人民と中国軍は、歴史的悲劇の再演を決して許さない。地域各国の人民と共に、軍国主義の亡霊の復活を断固として阻止し、ようやく勝ち取った平和を共に守っていく。