
10日、四川省成都市の望江楼公園で中国人漢服モデルと写真撮影するロシア人留学生のエリザベータさん(右)。(成都=新華社配信/韓嘉儀)
【新華社成都12月15日】中国四川省成都市の望江楼公園でこのほど、漢民族の伝統衣装「漢服」を着た外国人留学生2人が写真撮影や演奏を行い、多くの観光客の注目を集めた。
ロシアの留学生エリザベータさんは明代の皇后礼服を着て、中国人の漢服モデルと写真を撮影し、コロンビアの留学生ジョナサンさんは文官の官服を着て、竹林でバイオリンを奏でた。

10日、四川省成都市の漢服店で試着する留学生。(成都=新華社配信/韓嘉儀)
1〜6月に成都航空口岸(通関地)から入境した外国人は前年同期比58・5%増の延べ79万人となった。武侯祠や寛窄巷子、望江楼などの人気観光地では、「漢服体験店」や「漢服撮影店」を訪れる外国人観光客が増え、没入型の体験を通して中国の伝統文化の魅力を感じている。
四川省伝統文化促進会漢服文化専門委員会の施静(し・せい)主任は、文化と観光の融合が進むにつれ漢服体験や漢服撮影などの商品が充実し、外国人観光客が中国の伝統文化に触れる重要なきっかけになっていると指摘。体験・参加型の文化観光商品を通じて、漢服は眺めるだけの展示から日常により近づいた表現になり、都市の観光消費の幅を広げ、中外文化交流の新たな担い手になっていると述べた。(記者/趙一帆、盧宥伊、呉暁穎)

10日、四川省成都市の漢服店で試着するコロンビア人留学生のジョナサンさん(右)。(成都=新華社配信/韓嘉儀)

10日、四川省成都市の望江楼公園広場で羽根蹴りをする漢服姿の留学生。(成都=新華社配信/韓嘉儀)

10日、四川省成都市の望江楼公園でバイオリンを演奏するコロンビア人留学生のジョナサンさん。(成都=新華社配信/韓嘉儀)