元朝日新聞記者「南京大虐殺の歪曲と抹消は許されない」

元朝日新聞記者「南京大虐殺の歪曲と抹消は許されない」

新華社 | 2025-12-14 21:48:17

 【新華社東京12月14日】元朝日新聞記者で、南京大虐殺を研究する上丸洋一氏がこのほど、新華社の取材に応じ、南京大虐殺という歴史的事実の歪曲や抹消は許されないと述べた。旧日本軍が中国での侵略戦争で厳格な報道統制を敷き、南京大虐殺に関しても報道機関の多くが事実を報じなかったが「報じなかった」と「なかった」は同じでないと強調した。

 上丸氏は朝日新聞社を退職した2020年から3年余りを費やして日本の報道界による南京大虐殺の選択的報道に関する専門書を執筆。日本の歴史修正主義者による「当時の新聞が虐殺を報じなかったのは、虐殺がなかったから」という誤った主張を論破した。

 当時の報道を整理する中では、軍の厳格な報道統制下においても一部の報道から旧日本軍の残虐非道な行為が見てとれたとも語った。(記者/楊智翔、陳沢安)

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