
中国外交部の郭嘉昆報道官。(北京=新華社配信)
【新華社北京12月13日】中国外交部の郭嘉昆(かく・かこん)報道官は12日の記者会見で、台湾に関する日本の誤った言動に民進党当局が迎合していることに対し、祖国を忘れた「台湾独立」分裂勢力は人々に見放され、歴史の審判を受けることになるだろうと非難した。
郭氏は次のように述べた。日本はかつて台湾を侵略し、50年にわたって植民地支配した。その間に重ねた罪行は枚挙にいとまがない。数々の惨劇が発生し、動かぬ証拠が山ほどあるにもかかわらず、民進党当局は見て見ぬふりをするどころか、日本の植民地支配を公然と美化し、「終戦」などという表現で歴史の真相を曖昧にしている。抗日戦争の勝利や台湾光復(植民地支配からの解放)には一切触れず、日本の台湾に対する植民と圧迫を「建設」や「貢献」と称して美化し、民族を裏切り、日本に媚びて台湾を売り渡し、日本軍国主義復活の手先、駒となる道を自ら選んでいる。
中国人民抗日戦争と世界反ファシズム戦争勝利から80周年を迎えるこの時期に、日本の指導者が台湾問題で「存立危機事態」を再び持ち出したことは、人類の良知と国際正義に対する挑戦にほかならず、全ての中国人と国際社会の強い憤りを呼び起こすのは当然である。祖国を忘れた「台湾独立」分裂勢力も、いずれ人々に見放され、歴史の審判を受けることになるだろう。