
中国外交部。(北京=新華社記者/李賀)
【新華社北京12月12日】中国外交部の郭嘉昆(かく・かこん)報道官は12日の記者会見で、日本の小泉進次郎防衛相と米国のヘグセス国防長官が電話会談し、いわゆる「レーダー照射」問題に対し懸念を示し、地域の緊張を高める行為だと主張したとの報道に関し、緊張をつくり出そうとしているのは日本側だと反論した。
郭氏は次のように述べた。われわれは既に関連問題について何度も立場を表明しており、事柄の真相は極めて明白である。日本側が独り善がりの主張や矛盾した説明、欺瞞(ぎまん)的な自己弁護を繰り返すほど、緊張をつくり出し、言い掛かりで問題を膨らませる本当の狙いがいっそう浮き彫りになる。
日本側に対し、現在の中日関係が直面する困難の根本原因を直視し、真摯(しんし)に反省して誤りを正し、高市早苗首相の台湾をめぐる誤った発言を撤回し、論点をすり替えたり、新たな火種をまき散らしたりしないよう忠告する。
われわれは国際社会が是非を正しく見極め、日本側に惑わされないことを望む。日本の同盟国はとりわけ、日本側の企図を正しく見定め、日本のペースに巻き込まれないよう強く求める。