【新華社北京12月11日】中国外交部の郭嘉昆(かく・かこん)報道官は10日の記者会見で、世界人権デーに関する質問に答え、「中国は人権の尊重と保障を一貫して重視しており、時代の流れに即し、自国の国情にかなった人権発展の道を歩んできた」と述べた。さらに「中国は国連の人権事業に積極的に関与し、各国と幅広い交流・協力を進めている」とし、「今後も国際人権事業の発展により多くの前向きな力を注ぎたい」と強調した。
郭氏はまた次のように述べた。一部の国は人権問題を政治化し、武器化することで、グローバルな人権ガバナンスに重大な挑戦を突きつけている。中には、過去の侵略戦争で行った細菌戦や「慰安婦」強制連行、民間人虐殺といった歴史的な罪を反省しないばかりか、先住民であるアイヌ人や琉球人の権利を侵害し続け、外国人に対する差別的な政策も進めている国がある。われわれは関係国に対し、自国の深刻な人権問題を直視し、その是正に取り組むとともに、人権問題を名目に他国の内政へ干渉することをやめ、国際人権協力に建設的に参加するよう求める。