「中国の環境保全理念が長期投資を後押し」仏スエズCEO

「中国の環境保全理念が長期投資を後押し」仏スエズCEO

新華社 | 2025-12-10 15:21:15

4日、北京で新華社の単独インタビューに応じるグザビエ・ジール氏。(北京=新華社記者/郭沛然)

 【新華社北京12月10日】フランス水道・廃棄物処理大手スエズのグザビエ・ジール最高経営責任者(CEO)はこのほど、新華社のインタビューに応じ、中国の江蘇省と山東省の協力パートナーとの間で新たな協力に関する二つの協定を締結したことを明かした。これは中国市場の深耕継続に向けた固いコミットメントの裏付けだとし、「中国で日増しに強まる環境保全の理念が長期投資の実施を後押ししている」と語った。

 ジール氏によると、スエズは中国の30余りの主要都市で公的機関および産業界の顧客と長期協力パートナーシップを結んでいる。中国のエコロジカル・トランスフォーメーション(環境変革)と持続可能な発展の分野での固いコミットメントは、スエズの使命と専門分野での優位性と非常に一致している。

 同社はここ数年、中国で複数の協力プロジェクトを着実に推進している。上海市では循環経済ソリューションを通じ、大規模化学工業パークに工業用水、汚水処理、危険廃棄物処理のサービスを提供している。マカオ特別行政区ではスマート水道ソリューションを活用して水資源配分の見直しを支援しているほか、山東省煙台市では海水淡水化プラントを建設し、淡水資源の供給確保とエネルギー消費の削減に協力している。

 同社は今年初頭、世界の市場と資産の戦略的評価を終えた。ジール氏は「中国での長期的な市場深耕と協力パートナーや顧客との厚い信頼関係の構築により、中国事業は私たちのグローバル事業において中核的な資産になっている」と述べた。

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