
上海世博園区に立つBRICS新開発銀行の本部ビル。(北京=新華社記者/方喆)
【新華社上海12月10日】中国上海市に本部を置く国際開発金融機関、新開発銀行(NDB)は5日、中国銀行間債券市場で30億元(1元=約22円)の3年物パンダ債(本土外の発行体が本土市場で発行する人民元建て債券)を発行すると発表した。
これにより、同行の中国におけるパンダ債の発行総額は785億元となる。
NDBはブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカが2015年に共同で設立した多国間開発銀行。主要新興国BRICSや新興市場経済国、発展途上国のインフラ整備や持続可能な開発プロジェクトを支援し、既存の多国間・地域金融機関を補完する形で世界の成長と発展を促進することを目的としている。