
中国外交部。(北京=新華社記者/李賀)
【新華社北京12月9日】中国外交部の郭嘉昆(かく・かこん)報道官は9日の記者会見で、ロシアなどの近隣諸国が日本の高市早苗首相による台湾に関する誤った発言に反対を表明し、パキスタン、ラオス、カンボジアなどが「一つの中国」原則への支持を発表したことについて質問を受け、日本の軍国主義が近代以降、いわゆる「存立危機事態」を口実に、中国や他のアジア諸国に侵略戦争を仕掛け、各地で悪行を重ね、恐るべき流血の歴史を残したと指摘した。
郭氏は、戦争犯罪を消し去ることはできず、侵略の歴史を書き換えることも許されないと強調し、日本の右翼勢力による挑発的言動に対する姑息な容認は軍国主義を復活させ、アジアの人々を再び危険に陥れると警告。各国には手を携え、軍国主義とファシズムを復活させるいかなる企ても阻止し、共に第2次世界大戦の勝利の成果と戦後国際秩序を守り、世界の平和と安定を確保する責任と義務があると呼びかけた。