都江堰 中国・成都平原を2千年潤した古代水利施設 

都江堰 中国・成都平原を2千年潤した古代水利施設 

新華社 | 2025-12-08 23:35:16

6日、都江堰の内江に架かる南橋。(ドローンから、都江堰=新華社記者/劉坤)

 【新華社成都12月8日】中国四川省都江堰(とこうえん)市を流れる岷江(みんこう)の「都江堰」は戦国時代の紀元前256年に建設された水利・かんがい施設。世界最古の歴史を持ち、現在も使われている大規模な水利施設で、川の流れをせき止める堰(せき)を設けない取水方式を特徴とする。2千年以上も洪水や地震などの試練に耐え、川西平原(成都平原)の良田数千万ムー(1ムー=約667平方メートル )を今も潤している。

 2000年に国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界文化遺産に登録され、2018年には世界かんがい遺産にも登録された。

6日、都江堰の魚嘴。魚の口に似ていることから名付けられた分水堤。砂と石で積み上げられた堤体は十分な幅を持ち、頑丈な造りとなっている。(ドローンから、都江堰=新華社記者/劉坤)

6日、都江堰風景区の堰功道を散策する人たち。(都江堰=新華社記者/劉坤)

6日、都江堰風景区の清渓園を散策する人たち。(都江堰=新華社記者/劉坤)

都江堰風景区の二王廟にある李冰の治水「六字訣」。(11月30日撮影、都江堰=新華社記者/胥氷潔)

6日、都江堰風景区の伏竜観を訪れた人たち。伏竜観は西晋末期の創建。北宋初期には、都江堰の建設を主導し李冰(り・ひょう)親子を記念するための拡張工事が行われ、以来、李冰を祭る主祭場となった。(都江堰=新華社記者/劉坤)

6日、岷江に架かる吊り橋「安瀾橋」。都江堰の外江と内江を横断する。(ドローンから、都江堰=新華社記者/劉坤)

6日、都江堰風景区の秦堰楼から望む都江堰の魚嘴。(ドローンから、都江堰=新華社記者/劉坤)

6日、都江堰の内江(左)と飛沙堰。飛沙堰は都江堰の三大工事の一つで、長さ約200メートル、高さ2・15メートル。内江の水量が少なくなると水をせき止めて宝瓶口へ導く堤防の役割を担い、かんがい区域の水量を確保する。洪水期には、宝瓶口の手前で滞留した余剰の水が飛沙堰を越えて外江へ流れる。(ドローンから、都江堰=新華社記者/劉坤)

都江堰風景区の秦堰楼で、都江堰の紹介パネルを見る人たち。(11月30日撮影、都江堰=新華社記者/胥氷潔)

6日、都江堰の宝瓶口。人工的に開削された水路で、かつては灌口と呼ばれた。(都江堰=新華社記者/劉坤)

6日、都江堰風景区の伏竜観で撮影を楽しむ人。(都江堰=新華社記者/劉坤)

6日、都江堰の内江と西街。西街は都江堰の取水口「宝瓶口」の南に位置し、伏竜観と川を挟んで向かい合う数百年の歴史を持つ街。(ドローンから、都江堰=新華社記者/劉坤)

都江堰の魚嘴の外側に設けられた水門。(11月30日撮影、都江堰=新華社記者/胥氷潔)

都江堰の宝瓶口。(11月30日撮影、都江堰=新華社記者/胥氷潔)

都江堰風景区の堰功道に立つイチョウの木「張松銀杏」の下で記念撮影する人たち。張松銀杏の樹齢は1800年を超え、三国志にも登場する蜀の別駕(べつが)張松(ちょう・しょう)が植えたことから名が付いたといわれる。(11月30日撮影、都江堰=新華社記者/胥氷潔)

6日、都江堰風景区にある伏竜観の懐古亭を訪れた人たち。(都江堰=新華社記者/劉坤)

都江堰の南橋を散策する人たち。(11月30日撮影、都江堰=新華社記者/胥氷潔)

都江堰風景区の玉塁閣。(11月30日撮影、都江堰=新華社記者/胥氷潔)

6日、都江堰風景区で記念撮影する人たち。(都江堰=新華社記者/劉坤)

6日、都江堰風景区の伏竜観内に安置されている李氷(り・ひょう)の石像。(都江堰=新華社記者/劉坤)

都江堰風景区を散策する人々。(11月30日撮影、都江堰=新華社記者/胥氷潔)

6日、都江堰の取水口「宝瓶口」を見学する人たち。(都江堰=新華社記者/劉坤)

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