
中国外交部。(北京=新華社記者/李賀)
【新華社北京12月8日】中国外交部の報道官は7日、中国の空母「遼寧」艦隊の艦載機が沖縄本島南東の公海上で航空自衛隊の戦闘機にレーダー照射したとする日本の抗議を受け入れず、中国の正常な軍事活動を妨害する危険行為を直ちにやめるよう促したと発表した。
報道官は次のように述べた。中国軍はこの問題についてすでに厳正な立場を表明している。事実は極めて明白で、日本の戦闘機が中国の通常の軍事活動に対し、頻繁に接近して偵察、妨害を行っていることが最大の海空安全リスクである。中国は日本のいわゆる「申し入れ」を受け入れず、その場で退け、北京と東京で反対の申し入れを行った。
現在の情勢下で日本が「レーダー照射」問題を扇動し、真実をゆがめ、責任を転嫁し、緊張をあおり、国際社会をミスリードするのには、全く別の下心がある。中国はこれに断固反対する。われわれは日本に対し、中国の正常な軍事活動を妨害する危険行為を直ちにやめ、あらゆる無責任な虚偽の扇動や政治的操作を停止するよう強く促す。