
中国外交部。(北京=新華社記者/李賀)
【新華社北京12月5日】中国外交部の林剣(りん・けん)報道官は5日の記者会見で、台湾当局の指導者が米メディアのイベントで台湾海峡情勢を巡って誤った発言をしたとの報道に関し、米側は台湾問題の高度な敏感性を認識すべきだと指摘した。
林報道官は次のように述べた。米国の関係メディアが台湾当局の指導者に「台湾独立」の誤った主張を流布する場を提供することは、「一つの中国」原則と中米間の三つの共同コミュニケに対する重大な違反であり、「台湾独立」分裂勢力に深刻な誤ったシグナルを送るものだ。中国はこれに断固反対する。米側に対し、台湾問題の高度な敏感性を認識し、米国指導者が行った約束を実行に移すよう強く促す。頼清徳(らい・せいとく)が何を言い、何をしようとも、勝ち目のない挑戦にすぎず、必ず失敗に終わる。