20日、普洱駅で中国ラオス鉄道の列車を待つ人たち。(昆明=新華社記者/邢広利)
【新華社昆明12月4日】中国雲南省昆明市とラオスの首都ビエンチャンを結ぶ「中老鉄道」は2日、開業から丸4年となった。国有鉄道会社の中国国家鉄路集団は、2021年12月3日から今月2日までの旅客者数が延べ6250万人以上、貨物輸送量が7250万トンを超え、地域経済・社会の発展に新たな活力をもたらしていると明らかにした。
国家鉄路集団の担当者によると、この4年間はラオスの鉄道当局と緊密に協力し、中国と東南アジア諸国連合(ASEAN)間のハイレベルな相互接続を推進した。旅客・貨物輸送量は持続的に増加し、サービスの質は大きく向上し、波及効果も絶えず高まりつつある。
両国の鉄道部門はさらに、観光部門とも積極的に連携し、トランジット(通過)ビザ免除政策を活用して鉄道と観光の融合的な発展を推進した。中老鉄道をベースに昆明とビエンチャン間で複数の観光ルートを形成したことで、ラオス、タイ、マレーシア、米国、英国など約120カ国・地域からの観光客約64万人が国際列車を利用した。利用客の持続的な増加は沿線の観光地やホテル、レストランなどの関連産業を大きくけん引し、観光経済の発展に新たな活力を与えている。