【新華社南昌12月2日】中国の送電大手、国家電網傘下の国網江西省電力はこのほど、住民参加型の節電プロジェクト「智・享節電(スマートに楽しむ節電)」の招待世帯数が600万戸を超える見通しだと明らかにした。
同プロジェクトは昨年5月、国網江西省電力と江西省エネルギー局が共同で立ち上げた取り組みで、スマート技術を活用して住民の節電習慣の定着を図るとともに、行政・企業・市民が連携する節電モデルの構築を目指している。
住民向けの双方向プラットフォームを基盤とし、需要予測やインセンティブ制度を組み合わせた点が特徴。これまでに延べ2100万世帯以上が電力ピーク時間帯の需給調整に参加し、累計で約1970万キロワット時の節電を実現した。これによりCO2排出量は約1万9000トン削減され、ピーク時における電力網の調整能力向上にも寄与したとしている。