外国人観光客の「中国旅行」ブーム続く、入境の利便性向上で

外国人観光客の「中国旅行」ブーム続く、入境の利便性向上で

新華社 | 2025-11-28 09:25:30

ロシア人旅客の入国カード記入を案内する上海の出入境管理警察。(9月15日撮影、上海=新華社記者/唐斯琦)

 【新華社北京11月28日】中国北京市の口岸(通関地)では11月23日時点で、今年の出入境者数が前年同期比18%増の延べ1935万人以上となった。うち外国人は約578万人と35%以上増加し、ビザ免除政策や臨時入境許可政策を利用した人が約60%を占めた。

 福建省アモイ市の口岸では今年の出入境者数が23日時点で540万人を超え、うち外国人は96万人余りと同期間としては過去最多を記録した。内陸部に位置する山西省大同市の口岸では出入境者数が初めて5万人の大台を突破。ロシア・モスクワや韓国・ソウルなどを結ぶ国際線が新たに開設され、千年の古都と世界が緊密につながった。

 中国は現在、29カ国との間で全面的な相互ビザ免除を実現し、48カ国に対しても一方的なビザ免除を適用している。トランジット(通過)ビザ免除政策の緩和も進み、ビザ免除対象国は欧州から中南米、中東にまで拡大している。

 11月5日から、24時間以内の乗り継ぎ旅客を対象に検査手続き免除措置を適用する空港が新たに10カ所追加され、240時間(10日間)のトランジットビザ免除政策を適用する口岸数も60カ所から65カ所に増えた。

 国家移民局のデータによると、今年第3四半期(7~9月)の出入境者は1億7800万人にも達していた。

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