中国・貴州省で前期ジュラ紀の重要な恐竜足跡群を発見

中国・貴州省で前期ジュラ紀の重要な恐竜足跡群を発見

新華社 | 2025-11-27 09:52:15

原始的鳥盤類恐竜の復元想像図。(北京=新華社配信)

 【新華社北京11月27日】中国やドイツ、米国などの科学者からなる研究チームが貴州省仁懐市五岔村で見つかった恐竜足跡化石群について、竜脚類や原始的竜脚形類、獣脚類、原始的鳥盤類の足跡の組み合わせだとする研究成果をまとめた。今回の発見は前期ジュラ紀に現地は湖岸の砂州で、多様な恐竜の活動に適していたことを示した。研究成果の論文は24日、国際学術誌「ジャーナル・オブ・アジアン・アース・サイエンシズ」に掲載された。

五岔恐竜足跡群で見つかった2本指恐竜の足跡。(北京=新華社配信)

 仁懐地区は華南地域での前期ジュラ紀恐竜化石の重要な分布地域で、これまでに竜脚類と獣脚類の足跡が大量に発見されている。複数の種類の恐竜の足跡が共存する系統的な化石の出土は少なかったが、貴州大学や中国地質大学(北京)などが2020~24年に五岔村とその周辺で複数の古脊椎動物の足跡地点を相次ぎ発見した。

五岔恐竜足跡群で見つかった竜脚類恐竜の足跡。(北京=新華社配信)

 中国地質大副教授で、恐竜奥秘科学館(広西チワン族自治区南寧市)の館長を務める邢立達(けい・りつたつ)氏は、五岔恐竜足跡群は竜脚類や原始的竜脚形類、獣脚類、原始的鳥盤類の恐竜が共存していた様子を完全に記録していると指摘。竜脚類の足跡は最長60センチで、四川盆地によく見られる前期ジュラ紀の竜脚類足跡群と特徴が一致したとし、小型の原始的鳥盤類恐竜の活動痕跡についても、一部は足跡の長さがわずか6~7センチに対して歩幅が比較的大きく、走っていたのではないかと説明した。

 邢氏は、今回の発見は貴州省の前期ジュラ紀恐竜動物群の研究を充実させると述べ、さらに多くの足跡を調査することで仁懐地区は中国の前期ジュラ紀の恐竜の活動を研究する上での重要な拠点になるとの見方を示した。(記者/魏夢佳、鄭明鴻)

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