
中国国防部の蒋斌報道官。(北京=新華社配信)
【新華社北京11月27日】中国国防部の蒋斌(しょう・ひん)報道官は27日の記者会見で、国務院新聞(報道)弁公室が同日発表した白書「新時代における中国の軍備管理、軍縮、不拡散」について紹介し、中国は一貫してグローバルな安全保障ガバナンスに建設的に参加し、国際的な軍備管理、軍縮、不拡散のプロセスの推進に努め、世界の平和と安定に重要な役割を果たしてきたと指摘した。
蒋氏は白書について、2012年11月の中国共産党第18回全国代表大会以降で初めて発表された軍備管理白書であり、グローバル安全保障イニシアチブとグローバルガバナンスイニシアチブを実践する上での中国の具体的措置だと述べた。また、世界の平和と安全、戦後国際秩序、多国間の軍備管理プロセスを断固として守るという、中国の時代的な立場を示す宣言でもあると強調した。
さらに「国際情勢がいかに変化しようとも、中国は平和を愛するすべての国と共に、グローバル安全保障ガバナンスを改善し、国際的な公正と正義を守り、多国間の軍備管理プロセスを進め、世界の戦略的安定を維持していく」と表明。「変化と混乱に満ちた世界により多くの確実性と前向きなエネルギーをもたらし、人類運命共同体を共に構築していく」との決意を示した。