
重慶市の魚嘴駅で発車を待つ「西部陸海新ルート」の定期貨物列車。(9月28日、ドローンから、重慶=新華社記者/唐奕)
【新華社重慶11月27日】中国西部から広西チワン族自治区の北部湾などを経由して世界各地につながる国際物流ルート「西部陸海新ルート」を通じた1~10月の貿易額は、前年同期比17・9%増の1兆3500億元(1元=約22円)となった。
重慶でこのほど開かれた「2025年国際陸海貿易新回廊沿線経済発展フォーラム」で明らかになった。税関総署がフォーラムで発表したデータでは、同ルートを利用した沿線地域の貿易額は19年以降、年平均16・9%増加している。
税関総署の趙増連(ちょう・ぞうれん)副署長によると、同署は西部陸海新ルート建設に初期から関与し、沿線で46カ所の総合保税区の設立や108カ所の口岸(通関地)の開放を支援してきた。こうした取り組みにより、ルート沿線の経済・貿易は拡大を続けている。