江門ニュートリノ実験施設の中央検出器で、アクリル球上部に設置された光電子増倍管。(2024年12月17日撮影、江門=新華社記者/金立旺)
【新華社江門11月26日】中国広東省江門市で8月に運用を開始した地下ニュートリノ観測施設「江門ニュートリノ実験施設(JUNO)」がこのほど、建設後初となる物理学上の成果を発表した。
研究チームは、8月26日~11月2日の59日間に得られた有効データを分析し、ニュートリノ振動を記述する二つのパラメーターを測定。これまでの実験の最高記録と比較して精度が1・5~1・8倍向上した。これは、検出器の主要性能が設計時の想定に到達、あるいはそれを上回ったことを示すものだ。
中国が主導する国際協力プロジェクトである同施設は、十数年にわたる準備・建設を経て完成した次世代型の超大型・超高精度ニュートリノ実験装置で、世界のニュートリノ研究の中核拠点の一つとして位置付けられている。
18日、江門ニュートリノ実験施設の実験ホールに床マットを敷く作業員。上3層はミュー粒子検出装置。(江門=新華社記者/金立旺)
19日、発表会で最初の物理成果を報告する研究者。(江門=新華社記者/金立旺)
18日、江門ニュートリノ実験施設の実験ホールにあるミュー粒子検出装置。(江門=新華社記者/金立旺)
江門ニュートリノ実験施設の中央検出器。(組み合わせ写真、2024年12月17日撮影、江門=新華社記者/金立旺)
18日、江門ニュートリノ実験施設プロジェクトの状況を紹介する責任者。(江門=新華社記者/金立旺)
18日、江門ニュートリノ実験施設の制御室で検出器の稼働状況をモニタリングする研究者。(江門=新華社記者/金立旺)
18日、純水室で超純水の処理状況をモニタリングする職員。(江門=新華社記者/金立旺)
19日、江門ニュートリノ実験施設の初となる物理成果発表会。(江門=新華社記者/金立旺)
19日、江門ニュートリノ実験施設の制御室で検出器の稼働状況をモニタリングする研究者。(江門=新華社記者/金立旺)
19日、発表会で江門ニュートリノ実験施設プロジェクトの状況を紹介する責任者。(江門=新華社記者/金立旺)
19日、江門ニュートリノ実験施設の初となる物理成果発表会。(江門=新華社記者/金立旺)
19日、江門市で開かれた成果発表会に出席した人々。(江門=新華社記者/金立旺)