中国初の緊急打ち上げ成功、宇宙船「神舟22号」任務で

中国初の緊急打ち上げ成功、宇宙船「神舟22号」任務で

新華社 | 2025-11-26 10:18:30

8日、待機発射位置へ移動した運搬ロケット「長征2号F遥22」の機体。(酒泉=新華社配信/李明堂)

 【新華社酒泉11月26日】中国は25日、宇宙船「神舟22号」を搭載した運搬ロケット「長征2号F遥22」を酒泉衛星発射センターから打ち上げ、有人宇宙プロジェクト初の緊急打ち上げ任務に成功した。

 中国有人宇宙プロジェクト弁公室によると、5日に有人宇宙船「神舟20号」に宇宙空間の微小デブリ(破片)が衝突した疑いがあり、帰還ミッションを延期したことを受け、総指揮部が緊急打ち上げの実施を決定したという。プロジェクト全体が冷静かつ科学的に取り組み、参加した多数の研究・試験部門が協力して困難に対応、リスク分析・評価、計画案の考察と意思決定、人員・物資の調達、乗組員の宇宙船変更と帰還、宇宙船の緊急打ち上げなどの任務を20日間で着実かつ効率的に完了し、国際宇宙分野で緊急事態に効率的に対処するための成功例を提供した。

9日、「神舟22号」のパイプライン内への窒素ブローオフ作業を行うスタッフ。(酒泉=新華社配信/李明堂)

12日、「神舟22号」の吊り上げ作業。(酒泉=新華社配信/李裕祥)

12日、組み立て作業場から吊り下げられた状態で輸送車に運ばれる「神舟22号」。(酒泉=新華社配信/宋迎奥)

13日、消防ポンプステーションで設備を点検する発射場の消防隊員。(酒泉=新華社配信/楊俊傑)

16日、電池の接続と取り付け作業を行うスタッフ。(酒泉=新華社配信/李裕祥)

18日、発射エリアへ移動するエスケープタワー(打ち上げ脱出塔)。(酒泉=新華社配信/龐朝琪)

20日、宇宙船「神舟22号」を積み、発射エリアへ移動する運搬ロケット「長征2号F遥22」。(酒泉=新華社配信/李裕祥)

20日、宇宙船「神舟22号」を積み、発射エリアへ移動する運搬ロケット「長征2号F遥22」。(酒泉=新華社配信/郝裕彤)

24日、推進剤貯蔵供給施設で推進剤充填(じゅうてん)前の点検を行うスタッフ。(酒泉=新華社記者/李明剛)

25日、宇宙船「神舟22号」を搭載し、酒泉衛星発射センターから打ち上げられた「長征2号F遥22」。(酒泉=新華社記者/李明剛)

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