中国国務院台湾事務弁公室の彭慶恩報道官。(北京=新華社記者/潘旭)
【新華社北京11月26日】中国国務院台湾事務弁公室の彭慶恩(ほう・けいおん)報道官は26日の記者会見で、習近平(しゅう・きんぺい)国家主席とトランプ米大統領による24日夜の電話会談について、習主席は台湾問題に対する中国の原則的立場を示したとし、台湾への取り組みを進める重要な指針となると強調した。
彭氏は次のように述べた。今年は中国人民抗日戦争・世界反ファシズム戦争勝利80周年に当たるとともに、台湾光復(日本の植民統治からの解放)80周年でもある。習主席は中米首脳電話会談で台湾問題に対する中国の原則的立場を説明し、両国は第2次世界大戦の勝利の成果を共同で守る必要があると強調した。習主席が会談で示した発言の精神は、台湾への取り組みを進める上で重要な指針となる。
われわれは両岸同胞と団結し、共に歴史を銘記し、成果を守り、平和を大切にし、未来を切り開いていく。「台湾独立」分裂行為には断固として反対し、両岸関係の平和的発展を推進、台湾海峡の平和と安定を維持し、中華民族の共通のふるさとを守り、その長期的な幸福を共に築いていく。