
中国外交部の毛寧報道官。(北京=新華社配信)
【新華社北京11月26日】中国外交部の毛寧(もう・ねい)報道官は26日の記者会見で、日本の高市早苗首相の台湾をめぐる発言について日本政府が「従来の政府の見解を変更しているものではない」とする答弁書を閣議決定したことに関し、台湾に関する立場が「一貫している」「変わっていない」と述べるだけでは不十分であり、その「一貫した立場」をはっきりと説明すべきだと強調した。
毛氏は次のように述べた。高市首相の台湾をめぐる誤った発言について、中国はすでに何度も厳正な立場を表明している。日本政府が25日に出した内閣答弁書も、従来の主張を繰り返す内容にとどまった。台湾に関する立場が「一貫している」「変わっていない」と述べるだけでは到底不十分であり、日本はその「一貫した立場」を誠実かつ正確、完全にはっきりと説明すべきである。概念だけを持ちだして実質を避け、軽く触れるだけで済まそうとする手法は通用しない。
中国は日本に対し、中国側の厳正な要求を真剣に受け止め、誤りをしっかりと反省、是正し、誤った発言をできるだけ早く撤回するとともに、中国に対する約束を実際の行動で示すよう改めて促す。