王毅氏「日本は早急に誤りを反省し改めよ」

王毅氏「日本は早急に誤りを反省し改めよ」

新華社 | 2025-11-23 22:34:45

 【新華社ドゥシャンベ11月23日】キルギス、ウズベキスタン、タジキスタンを19~22日の日程で歴訪した中国の王毅(おう・き)共産党中央政治局委員・外交部長は、訪問を終えた後、メディアの取材に応じた。

 王毅氏は次のように表明した。核心的利益に関わる問題で互いを揺るぎなく支持し合うことは、中国と中央アジアが築く運命共同体の当然の在り方である。中国は中央アジアの平和と安定、発展の揺るぎない支持者、有力な擁護者となる。われわれは中央アジア諸国への内政干渉に反対し、いかなる者、いかなる勢力であれ分裂や動揺を引き起こすのを断じて許さない。私は3カ国の外相に中国の台湾問題に関する原則的立場を説明し、中国の核心的利益を公然と侵害し、第2次世界大戦後の国際秩序に挑む日本の現職指導者による誤った言動を明らかにした。3カ国は、世界に中国は一つしかなく、台湾は中国領土の不可分の一部であり、いかなる形の「台湾独立」にも反対し、中国政府が国家統一の実現に向けて行うあらゆる努力を断固支持すると明確に強調した。この集団的な発信は時宜を得たものであり、台湾問題における中国の正当な立場を支持するとともに、国際関係の基本準則を擁護し、「一つの中国」原則が国際社会の揺るぎない普遍的な共通認識であることを改めて示した。

 今年は中国人民抗日戦争と世界反ファシズム戦争の勝利から80年の節目に当たる。日本が当時「盗み取った」台湾を中国に返還することは、カイロ宣言やポツダム宣言、日本の降伏文書など一連の国際文書に明確に規定されている。これは否定することのできない第2次世界大戦の勝利の成果であり、日本が敗戦国として履行し続けるべき国際義務でもある。今年という重要な年に日本が最もしなければならないのは、台湾を侵略し、植民支配した歴史を深く反省し、軍国主義が犯した戦争犯罪を深く反省し、台湾問題と歴史問題で規範を守り、言動を慎むことである。しかし驚くことに、日本の現職指導者は台湾問題への武力介入を示唆する誤ったシグナルを公然と発し、語るべきでないことを語り、触れてはならないレッドラインを越えた。中国は断固たる反撃を加えなければならない。これは中国の主権と領土の一体性を守るだけでなく、血と命によって勝ち取った戦後の成果を守り、国際的正義と人類の良識を守ることでもある。

 中国人民は平和を愛し、隣国との善隣関係を重視してきたが、国家の主権と領土の一体性に関わる重要な是非の問題では、いかなる妥協も譲歩も決して行わない。日本政府は中日間の四つの政治文書で台湾問題に関し厳粛な約束をしている。それは国際法上の効力を持ち、曖昧化や曲解の余地は全くない。どの政党が政権を担おうと、どの政治家が指導者となろうと必ず守らなければならない。人は信義なくして立つことはできず、国家も信義なくして立つことはできない。中国は日本に対し、誤りを早急に反省し、改めるよう促す。誤りに固執し、非を認めないことがあってはならない。日本が独断専行して誤りを重ねるなら、正義を重んじるすべての国と人民には日本の歴史的罪行を改めて清算する権利と日本の軍国主義の復活を断固阻止する責任がある。

本ウェブサイトに関するご意見、ご提案等が

ありましたら xinhuanetjp@news.cn までご

連絡ください。