20日、中国経済円卓会議で発言する上海大学副校長、上海都市更新・持続可能な発展研究院院長の王従春氏。(北京=新華社記者/陳曄華)
【新華社北京11月21日】中国の上海大学副校長、上海都市更新・持続可能な発展研究院院長の王従春(おう・じゅうしゅん)氏は、新華社が20日に配信した経済討論番組「中国経済円卓会議」で、都市再開発は第15次5カ年規画(2026~30年)期間中に革新性と居住性、美観、強靭(きょうじん)性、文明性、スマート性を備えた現代都市を建設し、質の高い発展を推進するための重要な手段であると表明した。都市再開発をよりぬくもりと活力に富んだものにするため、各地で持続可能な再開発モデルを革新する必要があると強調した。
王氏は「都市再開発は一つの体系的なプロジェクトであり、都市全体の目標実現という大きな枠組みの中で考える必要がある。体系的な計画と全体的な設計が求められる」と述べ、次の段階では体系的な調整を重視し、制度的保障を強化し、持続可能な再開発モデルの革新を図るべきだとした。
また都市再開発は、機能の適正化、空間拡張、産業高度化、品質向上、そして人々の生活と福利のための取り組みと合わせて推進されるべきであり、それにより社会、経済、文化、統治など多面的な目標の達成が可能になるとの考えを示した。