「中欧班列」東ルート、同江通関地の貨物量1400万トン超す

「中欧班列」東ルート、同江通関地の貨物量1400万トン超す

新華社 | 2025-11-19 14:38:32

14日、中国鉄路ハルビン局集団が管理・運営する同江北駅に入線する貨物列車。(ドローンから、ハルビン=新華社配信/呉雨南)

 【新華社ハルビン11月19日】中国黒竜江省同江市の同江鉄道通関地で16日、中国-欧州間の国際貨物列車「中欧班列」東ルートの今年80本目の列車が貨物を満載して出発した。黒竜江省の鉄道を管理・運営する中国鉄路ハルビン局集団によると、同江を経由した中欧班列は2022年の開通以来の本数が273本となり、輸出入した貨物は1400万トンを超えた。

16日、同江鉄道口岸(通関地)駅。(ハルビン=新華社配信)

 同江鉄道通関地は黒竜江省北東部にある国家1級通関地で、2022年11月に運営を開始した。同省牡丹江市にある綏芬河(すいふんが)通関地に比べ、欧州内陸部までの距離が809キロ、輸送時間が約10時間それぞれ短縮され、綏芬河や満州里(内モンゴル自治区)などの通関地への列車の集中を緩和している。

16日、中国鉄路ハルビン局集団が管理・運営する同江北駅の操車場から出発する「中欧班列」。(ドローンから、ハルビン=新華社配信/呉雨南)

 同江を経由する中欧班列は欧州14カ国、国内60都市以上を結び、主に長沙(湖南省)や瀋陽(遼寧省)、ハルビン(黒竜江省)、上海などの都市とその周辺地域から貨物が集まる。開通当初は石炭や鉄精鉱が中心だった輸送品目も自動車部品やアルミインゴット(延べ板)、食品など十数品目に広がった。(記者/孫暁宇)

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