日本に常任理事国になる資格はない　中国外交部

中国外交部。（北京＝新華社記者／李賀）

　【新華社北京１１月１９日】中国外交部の毛寧（もう・ねい）報道官は１９日の記者会見で、中国の国連常駐代表（国連大使）が１８日、安全保障理事会の改革に関する会合で、日本には「常任理事国入りを求める資格はない」と述べたことについて、国連憲章は安保理が国際の平和と安全を維持する主要な責任を負うとしているが、日本がその責任を担うことはできず、安保理常任理事国になる資格はないと強調した。

　毛氏は次のように述べた。日本は第２次世界大戦で侵略戦争を引き起こし、アジアと世界の人々に深刻な災禍をもたらした。だが日本は戦争の罪を徹底的に反省しておらず、今もなお誤った第２次大戦史観を唱え、靖国神社を参拝し、侵略の歴史を歪曲、否定し、さらには美化する人もいる。最近では、高市早苗首相が台湾をめぐって誤った発言を公然と行い、中国の内政に乱暴に干渉し、国際法と国際関係の基本準則を踏みにじり、戦後の国際秩序に挑戦している。このような国は、国際の平和と安全を維持する責任を担うことができず、安保理常任理事国になる資格はない。