アルゼンチンの研究者「日本の指導者は理性的に振る舞うべきだ」

アルゼンチンの研究者「日本の指導者は理性的に振る舞うべきだ」

新華社 | 2025-11-17 16:22:00

 【新華社ブエノスアイレス11月17日】日本の高市早苗首相による台湾関連の発言について、アルゼンチン地政学研究所のルベン・グゼッティ氏は15日、新華社のインタビューに応じ、日本の指導者は理性的に振る舞うべきで、中国政府が断固たる対応を取ったのは完全に正当だと述べた。

 グゼッティ氏は、国連総会第2758号決議が世界に中国は一つしかなく、台湾は中国の一部であると明確にしており、国際関係の基本原則の一つになっていると強調。「決議は台湾問題を扱う上で権威ある文書で、現行の国際秩序の一部だ」と述べた。

 グゼッティ氏は高市氏の強硬で挑発的な発言について、これまで一部の国がさまざまな手段で中国の平和的発展を妨げようとしており、台湾問題は口実の一つとして利用されていると指摘。日本の指導者は理性的に振る舞うべきで、台湾問題をどのように解決するかは中国人自身が決めることであり、いかなる外部勢力も干渉すべきではないとの考えを示した。

 高市氏は7日の国会答弁で「台湾有事」について、戦艦を使って武力の行使を伴うものであれば、「存立危機事態」になり得るとの認識を示した。日本の法律では、直接攻撃を受けなくても、日本への脅威と認定される「存立危機事態」が発生した場合、集団的自衛権を行使できる。高市氏は10日の国会答弁で、自身の発言は日本政府の一貫した見解に沿ったものであるとして、撤回しない意向を示した。

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