
記者会見に臨む中国外交部の林剣報道官。(北京=新華社配信)
【新華社北京11月14日】中国外交部の林剣(りん・けん)報道官は14日の記者会見で、日本の最近の軍事・安全保障面での動きに深刻な懸念を表明し、日本に対し、自国の軍事力拡張に口実を探すのをやめるよう促した。
林氏は次のように述べた。日本は自らを平和国家と標榜し、核兵器のない世界の実現を訴えている。だが高市政権は「非核三原則」をめぐり態度を曖昧にし、不明瞭な発言を重ね、放棄の可能性も示唆している。日本の高官は原子力潜水艦の導入を「排除しない」とさえ主張している。こうした動きは日本政府の重大かつ否定的な転換を如実に示し、国際社会に危険なシグナルを送っている。
われわれは日本に対し、侵略の歴史を深く反省し、平和的発展の道を堅持し、自国の軍事力拡張に口実を探すのをやめ、実際の行動によってアジアの隣国と国際社会の信頼を得るよう促す。