セダン型車両を利用したオンデマンド型輸送サービス　中国・江蘇省常州市

１０日、郊外道路を走る「クラウドバス」。（ドローンから、常州＝新華社配信／陳暐）

　【新華社常州１１月１３日】中国江蘇省常州市の一部郊外地域では今年から、セダン型車両を利用した輸送手段「クラウドバス」が導入されている。従来の定時運行方式に代わり、事前予約制となる。乗車希望者が、通信アプリ「微信（ウィーチャット）」のミニアプリやバス停に設置された予約用端末、予約専用電話などから車両を予約すると、配車担当者は乗客の待つバス停に車両を手配する。運賃は従来の路線バスと同額に設定されている。

　この新方式は、乗客の待ち時間を短縮するだけでなく、路線バスの空車運行の無駄をなくし、公共交通を利用した郊外住民の移動の利便性を高める取り組みとして広く支持されている。

１０日、バス停の予約用端末で「クラウドバス」を予約する乗客。（常州＝新華社配信／陳暐）

１０日、「クラウドバス」を利用する乗客。（常州＝新華社配信／陳暐）

１０日、車内の端末に交通カードをかざして「クラウドバス」に乗車する市民。（常州＝新華社配信／陳暐）