カンゼ・チベット族自治州稲城県にある高標高宇宙線観測所「LHAASO」。(10月28日撮影、ドローンから、稲城=新華社記者/劉坤)
【新華社成都11月13日】中国四川省カンゼ・チベット族自治州稲城県にある高標高宇宙線観測所「LHAASO」は、中国が独自に設計、建設した、世界で最も標高が高く、規模が最大で、最高感度のガンマ線観測装置を備え、高エネルギー宇宙線の起源と関連する宇宙の進化、高エネルギー天体の進化、暗黒物質(ダークマター)の研究の探求を主な目標とする。
LHAASOの大型超高エネルギーガンマ線源立体追跡装置(LACT)。(10月28日撮影、ドローンから、稲城=新華社記者/劉坤)
「LHAASO」は同県の海子山に位置し、標高4410メートル、敷地面積は約1・4平方キロ。中国科学技術部や中国科学院などが共同で発足した科学技術に関する学際的な学術会議「香山科学会議」で2009年に建設の構想が提案され、15年に建設地を海子山と決定。18年、正式に着工し、23年に国の検収に合格した。雲南省東川落雪山、西蔵自治区羊八井(ヤンパチェン)の高標高宇宙線観測所に続き、中国が建設した第3世代の高標高宇宙線観測所となる。
カンゼ・チベット族自治州稲城県にある高標高宇宙線観測所「LHAASO」。(10月28日撮影、ドローンから、稲城=新華社記者/劉坤)
カンゼ・チベット族自治州稲城県にある高標高宇宙線観測所「LHAASO」。(10月28日撮影、ドローンから、稲城=新華社記者/劉坤)
カンゼ・チベット族自治州稲城県にある高標高宇宙線観測所「LHAASO」。(10月28日撮影、ドローンから、稲城=新華社記者/劉坤)
カンゼ・チベット族自治州稲城県にある高標高宇宙線観測所「LHAASO」。(10月28日撮影、ドローンから、稲城=新華社記者/劉坤)
「LHAASO」の空気シャワー地表検出器アレイ。(10月28日撮影、ドローンから、稲城=新華社記者/劉坤)
カンゼ・チベット族自治州稲城県にある高標高宇宙線観測所「LHAASO」。(10月28日撮影、ドローンから、稲城=新華社記者/劉坤)
カンゼ・チベット族自治州稲城県にある高標高宇宙線観測所「LHAASO」。(10月28日撮影、ドローンから、稲城=新華社記者/劉坤)
カンゼ・チベット族自治州稲城県にある高標高宇宙線観測所「LHAASO」。(10月28日撮影、ドローンから、稲城=新華社記者/劉坤)
上:正式着工した高標高宇宙線観測所。(2018年6月19日撮影) 下:「LHAASO」の中心にある三つの密閉された「大水槽」は水チェレンコフ検出器アレイで、水底には中国産20インチ超大型光電子増倍管が2千個以上設置されている。(10月28日撮影、ドローンから、稲城=新華社記者/劉坤)
「青い箱」に収められた広角チェレンコフ望遠鏡で構成される広角チェレンコフ望遠鏡アレイ。(10月28日撮影、ドローンから、稲城=新華社記者/劉坤)