
輸出EC専用列車の貨物を検査する黄埔税関の職員。(10月26日撮影、広州=新華社配信)
【新華社広州11月13日】中国と欧州を結ぶ国際定期貨物列車「中欧班列」のうち、今年6月に運行を開始した広東省広州市発着の電子商取引(EC)貨物エクスプレスはこのほど、累計発送貨物総額が1億9千万元(1元=約22円)余りとなり、うち10月の月間貨物総額は6500万元を超えた。運行頻度は、当初の週1便未満から週4便へと増え、同市黄埔税関は11月末までに1500TEU(20フィートコンテナ換算)を超える越境EC貨物が発送されると予測している。

輸出EC専用列車の貨物を検査する黄埔税関の職員。(10月29日撮影、広州=新華社配信)
同ECエクスプレスは、広州東部道路鉄道複合輸送ハブ(増城西駅)を出発し、新疆ウイグル自治区のコルガス口岸(通関地)から出国し、約13日でイタリアに到着する。
粤港澳大湾区(広東・香港・マカオグレーターベイエリア)で最大級の生産・サービス型国家物流拠点となる広州東部道路鉄道複合輸送ハブは、大湾区の国際貨物列車集散センターの構築を進めている。同ハブを出発する国際貨物列車の本数は広州市発の53%、広東省発の42%を占め、路線は欧州や中央アジア、東南アジア諸国連合(ASEAN)など17カ国・34都市に通じている。(記者/壮錦)