中国共産党4中全会 用語解説(1) 中等先進国水準

中国共産党4中全会 用語解説(1) 中等先進国水準

新華社 | 2025-11-12 21:42:45

北京の人民大会堂。(3月5日撮影、北京=新華社記者/岳月偉)

 【新華社北京11月12日】中国共産党は10月、第20期中央委員会第4回全体会議(4中全会)で、「国民経済・社会発展第15次5カ年規画(2026~30年)」策定に関する党中央委員会の提案を採択した。「提案」に盛り込まれたキーワードについて解説する。第1回は「中等先進国水準」。

 ▽「提案」の原文

 2035年までに、中国の経済力と科学技術力、国防力、総合的国力、国際的影響力を大きく向上させ、1人当たり国内総生産(GDP)を中等先進国の水準に引き上げ、人民の生活をより幸福で豊かにし、社会主義現代化を基本的に実現する。

 ▽用語解説

 現在、国際的に中等先進国の明確な定義は存在しない。一般的には、2020年に示された中等先進国入りの基準に基づき、1人当たりGDPが先進国の目安とされる2万ドル(1ドル=約155円)を上回り、2035年までに実質ベースで2020年の2倍になることが、中等先進国水準に達する基準と考えられている。

 国家統計局によると、2020年に1万632ドルだった中国の1人当たりGDPは2024年に1万3445ドルに増加した。

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