
成都高新区で行われた2025金熊猫国際イノベーション・起業コンテスト。(成都=新華社配信)
【新華社成都11月10日】中国四川省成都市の成都ハイテク産業開発区(成都高新区)でこのほど、「2025金熊猫(ゴールデンパンダ)世界イノベーション・起業コンテスト」の表彰式が開かれた。世界の技術イノベーションプロジェクト2317件の中から、75件が入賞を果たした。受賞分野は電子情報、先端バイオ医薬、新エネルギー、新素材、先進装備製造、デジタル文化クリエーティブなど多方面に及ぶ。
受賞プロジェクトへの賞金総額は187万元(1元=約22円)で、最高100万元の起業支援金が別途提供される。同区は今後、科学技術イノベーションや金融資本面で入賞プロジェクトを政策的に支援する方針を示した。

成都高新区で行われた2025金熊猫国際イノベーション・起業コンテスト。(成都=新華社配信)
コンテストの決勝大会期間中には、2日間にわたる「ベンチャーキャピタルマラソン」イベントが開催され、300社以上の投資機関とプロジェクト関係者が参加して的確なビジネスマッチングを行い、イノベーションチームに多様な協力機会を提供した。
同コンテストは2019年に始まり、今回で7回目を迎える。これまでに35の国・地域から延べ1万件以上のプロジェクトが参加し、140件余りのプロジェクトが成都高新区で事業化され、資金調達額は25億元を超えている。(黄暁蕓)