日本に強く抗議 指導者の台湾発言で 中国外交部

日本に強く抗議 指導者の台湾発言で 中国外交部

新華社 | 2025-11-10 19:39:45

中国外交部。(北京=新華社記者/李賀)

 【新華社北京11月10日】中国外交部の林剣(りん・けん)報道官は10日の記者会見で、日本の指導者による国会での台湾に関する誤った発言について強烈な不満と断固とした反対を表明し、日本に厳重な申し入れを行い、強く抗議したと明らかにした。

 林氏は次のように述べた。日本の指導者は先日の国会で台湾に関する誤った発言を公然と発表し、台湾海峡への武力介入の可能性を示唆し、中国の内政に乱暴に干渉し、「一つの中国」原則と中日間の四つの政治文書の精神、国際関係の基本準則に著しく背いた。日本政府がこれまで示してきた政治的約束に著しく反しており、性質と影響は極めて悪質である。中国は強烈な不満と断固とした反対を表明し、日本に対して厳重な申し入れと強い抗議を行った。

 台湾は中国の台湾であり、台湾問題をどのような方法で解決し、国家統一を実現するかは純粋に中国の内政である。いかなる外部勢力の干渉も許されない。日本の指導者は今回の発言で「台湾独立」勢力にどのようなシグナルを送りたいと考えているのか。中国の核心的利益に挑戦し、中国の統一の大業を阻もうというのか。中日関係をどの方向に導きたいのか。

 今年は中国人民抗日戦争・世界反ファシズム戦争の勝利80周年に当たり、台湾光復(日本の植民統治からの解放)80周年でもある。日本はかつて、台湾で植民統治を行い、数えきれない罪を犯した。日本の為政者が台湾海峡の問題への介入をたくらむのは、国際正義への冒涜(ぼうとく)、戦後の国際秩序への挑発であり、中日関係に対する深刻な破壊でもある。

 中国は最終的に統一される。統一は必然である。中国人民には確固たる意志、十分な自信、十分な能力があり、中国の統一の大業に干渉し、妨害しようとする一切のたくらみを断固として粉砕する。中国は日本に対し、直ちに中国への内政干渉をやめ、挑発と一線を越えるのをやめ、間違った道をこれ以上進まないよう促す。

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