世界インターネット大会、デジタル経済フォーラム開催

世界インターネット大会、デジタル経済フォーラム開催

新華社 | 2025-11-10 13:16:30

8日、2025年世界インターネット大会のデジタル経済フォーラム。(烏鎮=新華社記者/陳雨寧)

 【新華社烏鎮11月10日】中国浙江省桐郷市烏鎮で8日、2025年世界インターネット大会の議題の一つ、「グローバルガバナンス スマート共生:AI(人工知能)が主導する持続可能」をテーマにしたデジタル経済フォーラムが開かれ、出席者らが、AIの発展が経済と業界にもたらす機会や課題について活発に意見を交わし、地域協力によるAI発展成果の共有や、AIを業界発展に生かす方法を話し合った。

 フォーラムの冒頭であいさつした中国国家インターネット情報弁公室の楊建文(よう・けんぶん)副主任は、中国ではデジタル経済中核産業の増加値(付加価値額)が国内総生産(GDP)に占める割合が24年に10%になったと紹介。中国は世界各国との発展機会の共有を非常に重視しており、デジタル技術やデジタル産業などでの国際交流・協力を持続的に深め、世界のデジタル経済発展の成果が世界の人々に絶えず恩恵をもたらすよう後押ししていくと表明した。

8日、2025年世界インターネット大会のデジタル経済フォーラムで発表された「協力によるサイバースペース運命共同体の構築」をテーマとするシンクタンク論文募集活動の成果。(烏鎮=新華社記者/陳雨寧)

 フォーラムでは、移動通信の国際業界団体GSMアソシエーション(GSMA)のジョン・ホフマン最高経営責任者(CEO)が、より多くの人々にデジタル経済への参加機会を与えるべきだと指摘。同時にAIの不適切な利用を防ぎつつ、潜在能力を解き放ち、AIサービスに対する人々の安心を高めていく必要があると強調した。

 アリババグループ副総裁で、フリーマーケットアプリ「閑魚」(シェンユー)CEOの丁健(てい・けん)氏は、閑魚のAIサービスを紹介した上で、誰もが参加できるスマート循環ネットワークの構築を提案。閑魚をより効率的かつ安全で、包摂的なプラットフォームにし、不要品の取引体験を再構築していく考えを示した。

8日、2025年世界インターネット大会のデジタル経済フォーラムで行われた円卓対話。(烏鎮=新華社記者/陳雨寧)

 会場では、世界のシンクタンクを対象とした「協力によるサイバースペース運命共同体の構築」をテーマとする論文募集活動の成果が発表されたほか、最終セッションで企業家らによる円卓対話が行われ、AIで企業を発展させる新たな試みを共有した。(記者/陳雨寧)

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