
中国商務部。(北京=新華社記者/李賀)
【新華社北京11月9日】中国商務部の報道官は8日、オランダのカレマンス経済相がこのほど個人のSNSアカウントで半導体メーカーのネクスペリアをめぐる問題に関する声明を発表したことについて、協議のため要員を中国に派遣するオランダ側の要請に同意したと明らかにした。
報道官はカレマンス経済相が6日に発表した声明に留意しているとし、次のように述べた。現時点で、中国企業の合法的権益への侵害を停止し、グローバルな半導体サプライチェーン(供給網)の安定を回復するためのオランダ側の具体的な行動はまだ見られない。中国は世界の半導体サプライチェーンの安定と安全に対する責任ある姿勢に基づき、すでに1日、条件を満たす輸出については免除を認めると発表しており、現在のサプライチェーンの混乱を招いた根源と責任はオランダ側にある。
中国はオランダの態度表明が口先だけにとどまらず、実質的で建設的なプランを早急に提示し、具体的な行動を取り、サプライチェーンの安定を根源から迅速かつ効果的に回復させ、企業内部の事柄に対する行政的手段による介入や干渉をやめ、ネクスペリア問題の早期解決を図ることを希望する。中国は、協議のため中国に要員を派遣するというオランダ経済省の要請に同意する。