
【新華社北京11月7日】中国共産党中央党史・文献研究院国家ハイエンドシンクタンクと新華社国家ハイエンドシンクタンクは7日、国際シンポジウム「紅庁フォーラム:中国共産党第20期中央委員会第4回全体会議を読み解く」を共催し、「中国式現代化の基本的実現に向けた重要段階-第15次5カ年規画期における中国経済社会発展の戦略構想」と題した報告書を共同で発表した。
報告書は、第15次5カ年規画(2026~30年)期は、2035年までに社会主義現代化を基本的に実現するための鍵となる時期だと指摘。第14次5カ年規画(2020~25年)で蓄えた原動力を土台とし、第15次5カ年規画では、科学技術の革新を新たな推進力とし、「新たな質の生産力」(科学技術イノベーションが主導し、質の高い発展を促す生産力)を突破口として、中国の質の高い発展を新たな段階へと押し上げ、社会主義現代化の基本的実現に向けた決定的な進展を確保するとした。
報告書はまた、百年に一度の大変動が加速度的に進み、複雑で入り組んだ国際・国内情勢に直面する中、中国は5カ年規画に根差した体系的思考によって世界的課題の解決に取り組み、中国の必要と世界の期待を両立させていくと強調。第15次5カ年規画の策定と実施により、中国は引き続き世界の平和と発展を後押しする推進力、安定させるいかりとなり、揺るぎない持続的な確実性を世界に提供していくとした。
報告書は全文約2万6千字で、中国語と英語で世界に向けて発表された。